レストランを中心とした大分県の「フラッグショップ」である「坐来大分」(中央区銀座2、TEL 03-3563-0322)が8月21日、リニューアルオープンした。
同店は2006年4月にオープン。「フラッグショップ」の呼称は「『アンテナショップ』は商品の販路開拓のため消費者の反応を見る場という意味だが、『フラッグショップ』=『旗艦店』は情報発信の拠点として、レストラン・物販・観光情報の各種機能が横断的に連携するもの」という考え方から付けた。
今回のリニューアルではダイニングスペースに4席の半個室を2つ新設したほか、エントランスのディスプレー棚を物産品の販売やイベント開催に向くように改良。照明も明るくし、「柔らかい」イメージに変えた。
半個室の格子戸に施された竹編みの模様は、来年新規オープンする同県県立美術館の意匠と共通するものとなっている。
同店はビジネス利用の客が多い。リニューアルに伴って土曜にプライベートでの利用がしやすいよう、土曜限定の郷土料理メニュー「豊の郷(さと)」(5,400円)、「豊の彩(いろ)」(6,480円)の2つのコース料理(サービス料別途)の提供を8月30日から始めた。
大分の食や文化を学べるワークショップも計画しており、第1弾として今月13日には「旬のゆず胡椒(こしょう)を味わう会」を催す予定。
大分県東京事務所おんせん県おおいた課主幹の直山たかしさんは「大分の旬の食材のおいしさを最高に引き出した料理と、坐来の『語り部(スタッフ)』が語る、その食材が生まれた郷土の物語に触れて、『坐来(いながらに)』して大分を感じていただければ」と話す。
営業時間は17時30分~23時。ギャラリー(物販)は11時30分~。日曜・祝日・第1土曜定休。