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銀座で谷敦志さんの新作写真展-異端の花をテーマに15点

写真展「花」で展示予定の作品

写真展「花」で展示予定の作品

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 銀座経済新聞のリアルスペース「ぎんけいさろん&ギャラリー」(中央区銀座1)で2月13日、写真家・谷敦志さんの個展「花」が始まる。

写真展「花」で展示予定の作品

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 大阪出身の谷さんは1989年ごろから写真作品制作を始め、「ダーク&ゴシックなテイスト」の作品を「BURST」「DUNE」「夜想」「トーキングヘッズ叢書」などの雑誌に発表して主に耽美(たんび)・幻想系のアートファンから高い評価を得た。現在は個展での作品発表を中心に活動している。

 2008 年にフランス語圏内で高い人気を誇るアーティスト、ミレーヌ・ファルメールのアルバム「Point de Suture」のジャケット、ブックレットの撮影を担当したこともきっかけとなって、2012年にパリ・エロチシズム美術館で約半年間に渡る個展を開催。昨年後半からはパリで行われたアートフェア「fotofever」への出展を皮切りに、ルクセンブルグ、ベルギーでも展示を行うなど、特にヨーロッパでの評価が高まっている。

 今回は昨年末の神戸での個展のために制作した東京初公開の作品に、未発表作品を追加した約15点を展示。ほかにファイリングされた旧作も見ることができる。作品は販売も行い、価格は3万5,000円~。

 東京では1年ぶりとなる展示を前に谷さんは「会場の『ぎんけいさろん&ギャラリー』に合わせて、写真サイズや額装方法にもこだわった。今回の作品は最高にストレートで『ド直球』の作品になっていて、これまで自分の作品を評価してくれた人たちの反応も楽しみ」と話す。

 同ギャラリーのオーナーで2010年から谷さんの東京での個展をプロデュースしている三島太郎さんは「谷さんはフォトショップを使った画像加工技術にも定評がある写真家だが、1年程前からは『一発撮り』にこだわるようになり、作品の力強さが格段に増していると思う」と話す。

 「2月13・14日と19~21日は谷さんも在廊予定。日頃は大阪に住んでいる谷さんと会える貴重な機会なので、ぜひこの機会にご来場いただければ」とも。

 開廊時間は13時~19時。入場無料。日曜休廊。今月25日まで。

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