福島県は築地場外市場の「ぷらっと築地」催事スペースで2月28日、「築地で食べる、ふくしまの浜の母ちゃん飯」と題した「鱈(たら)つみれ汁」の振る舞いを行う。
同イベントは、「未来に向けて歩みを進める福島の姿を伝えること」を目的とした「『ふくしま 新発売。』復興プロジェクト」の一環として行われるもの。
同プロジェクトではこれまで、首都圏のレストランやクッキングスタジオ等で同県産の農林水産物を使った料理を消費者に食べてもらうイベントや同県内へのモニターツアーなどを実施。昨年9月にはヒラツメガニを使ったカニ汁を築地で振る舞った。
今回は福島県漁協女性部連絡協議会の協力の下、相双地区・いわき地区の女性たちが作る「鱈つみれ汁」を、2部制で各回先着200人に無料で振る舞う。
同県農林水産部農産物流通課長の金子達也さんは「タラのうま味がしょうゆベースのさっぱりとしただし汁に溶け込んだ優しい味わい」と話す。
「試験操業により福島県で水揚げされた魚を使った料理を振る舞うことで、本格操業に向けて努力を続ける漁業関係者の安全確保への取り組みや、福島県浜通りのお母さん方の思いや願いを、首都圏消費者の皆さまにお伝えできれば」とも。
開催時間は第1回=12時~12時30分、第2回=13時30分~14時。