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高校生が制作した1964年の銀座4丁目ペーパージオラマ、切手化

「1964年の銀座4丁目交差点かいわいの街並み」を再現したペーパージオラマ

「1964年の銀座4丁目交差点かいわいの街並み」を再現したペーパージオラマ

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 銀座通郵便局(中央区銀座2)で7月21日、「『紙で再現!GINZA 1964』フレーム切手販売記念セレモニー」が開催された。

都立大崎高等学校のペーパージオラマ部の生徒

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 同セレモニーは都立大崎高等学校(品川区)の「ペーパージオラマ部」の部員が作った、銀座を題材にしたペーパージオラマ作品が切手化・発売されることを記念して催されたもの。

 同校教諭で同部顧問の庭野裕さんは「誰でも分かる場所ということと2020年の東京オリンピックが決まったことから、前回のオリンピック開催時の銀座4丁目交差点かいわいの街並みを題材に選ぶことになった」と話す。

 ケント紙を切り出して形作った「和光」「三越」「三愛」などのビルが立ち並び、銀座4丁目交差点を中心に路面電車や人々が行き交う1964(昭和39)年当時の様子が再現されている同作品。制作に当たっては、古くから銀座かいわいで営業をしてきた店や関係者に生徒が取材し、資料提供なども受けた。

 「1ミリもゆるがせにできない精密さが要求される作業」が続き、完成まで3カ月を要したという。

 完成したジオラマを銀座通郵便局で展示していたところ切手化の話が持ち上がり、実現には困難もあったが、部員や同局局長が銀座をはじめとする企業・店舗・団体に切手の事前予約を依頼して回った成果もあり、発売へとこぎ着けた。

 セレモニーの後、部員と関係者たちは同局を出発。切手発行に当たって協力を得た企業・店舗などを回り、感謝の言葉とともにできたばかりの切手シートを手渡した。

 オリジナルフレーム切手「紙で再現!GINZA 1964」(82円切手×10枚の1シート=1,230円)はシート単位で販売。販売は銀座通郵便局のみ。

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