銀座経済新聞のリアルスペース「ぎんけいさろん&ギャラリー」(中央区銀座1)で10月14日、飴屋晶貴(あきたか)さん、中井結(むすぶ)さん、西牧徹さんによる「異色の鉛筆画3人展」が始まった。
銀座経済新聞を運営するフェイバー(銀座1)社長の三島太郎さんが同ギャラリーで、西牧さんと中井さんを引き合わせたことがきっかけで開催が決まった同展。
飴屋さんは江戸川乱歩や夢野久作の小説にインスパイアされたという東京初公開の作品など、中井さんは「猫耳」をモチーフとした連作など、西牧さんは現在までに描きためたものに「大幅に加筆した」作品などを展示。「ゲスト作家」として参加する犬養康太さん、ひさうちみちおさんの作品を含め、計27点の鉛筆画作品がそろう。
今回の展示のプロデューサーも努める三島さんは「それぞれの事情により作家としての社会的な評価には恵まれないが、そのわが道を行く姿勢では人後に落ちない作家たちに共感したゲストの出展もあって、バラエティー豊かな良い展示になっていると思う」と話す。
「平均年齢50歳を超える男たちが繰り広げる濃密なアングラ鉛筆画の競演は一見の価値あり。何ものにもとらわれないオルタナティブ・アートの世界を堪能していただければ」とも。
開催時間は13時~19時。日曜休廊。入場無料。10月22日まで。