銀座1丁目新京橋交差点近くにカウンター9席のみのイタリアンレストラン「Italian Oyo（イタリアン オヨ）」（中央区銀座1）が開店して約1カ月がたった。

ランチメニューに付く、毎日店内で焼くフォカッチャとサラダ

　今年3月まで営業していたイタリアンレストラン「オステリア オロ」（銀座3）でシェフを務めていた及部（およべ）敏弘さんが独立して開いた同店では、料理からサービスまでの全てを及部さんが1人で担当。

　ランチタイムメニューは手打ちパスタを使い、季節や日によって違うパスタ―メニュー2種を提供。毎日店内で焼くフォカッチャとサラダが付き、1,080円で20食限定。ほぼ毎日、13時過ぎには完売するという。

　ディナータイムは冷前菜4種盛り・温前菜・メーン料理・パスタにワイン3杯（赤・白・ロゼいずれも可）が付き、「お値打ち価格」で提供しているというコース料理（5,000円）が及部さんのおすすめ。

　アラカルトメニューも仕入れの都合などによって変わるが、カルパッチョ、トリッパトマト煮、ペペロンチーノやカルボナーラなどのカジュアルな品に加え、メーンにはエゾジカのグリルやホロホロ鶏のローストといったメニューも。

　開店資金の一部を、クラウドファンディングを使って調達したこともあり、すでに常連客もいるという同店。カウンター越しに客と話しながら調理をする形態を生かし、料理のリクエストにも可能な限り応える。

　及部さんは「格好をつけずに料理を作り、お客さまにおいしく食べていただくことで、この場所で店を続けていければ」と抱負を語る。

　営業時間は、ランチタイム＝11時30分～14時。ディナータイム＝18時～22時。土曜はディナーのみ。日曜・祝日定休。