長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」(中央区銀座5)は1月23日、同県南部に位置する伊那谷(いなだに)地域のご当地グルメである伊那ローメンとソースカツ丼が味わえるイベント「信州伊那谷(いなだに)みどころ食堂」を開催する。
「ローメン」とは、マトン(羊肉)などの肉と野菜を炒め、深蒸しした太めの中華麺を加えた、伊那地方で生まれた麺料理。スープ風と焼きそば風の2種類があり、ソース・酢・七味トウガラシ・ゴマ油・ニンニクなどを加えて自分好みの味にして食べるのが特徴。
ご飯の上にキャベツの千切りを敷いてその上にソースにくぐらせたカツを載せたソースカツ丼は、伊那谷では卵でとじたカツ丼よりも一般的。中でも駒ヶ根市では、「駒ヶ根ソースかつ丼」として小学校の給食メニューになったり市内の飲食店有志による「駒ヶ根ソースかつ丼会」によって「お客様のためのソースかつ丼規定」が設けられたりするほどの人気メニューだという。
当日、第1部は予約制で「伊那谷グルメと地酒のよくばりランチ」と題し、「伊那ローメン」「駒ヶ根ソースカツ丼」をはじめ、「伊那ギョーザ」、地酒、デザートなどを提供。開催時間は12時~13時30分で24人限定。参加費は3,000円。
第2部は自由参加制で、「伊那ローメン」「駒ヶ根ソースカツ丼」(以上500円)、「伊那ギョーザ」(300円)などの食事のほか、「信濃錦」「夜明け前」「黒松仙醸」(以上400円)などの地酒も販売する。開催時間は14時~19時。
長野県観光部信州ブランド推進室主任で、同アンテナショップのイベント企画を担当する島津豊さんは「長野県にはさまざまな食文化があるが、実際に各地を巡って味わうのはなかなか大変。銀座NAGANOでは県内各地の食に関するイベントを頻繁に開催しているので、東京に居ながらにして信州の食文化を手軽に体感することができる。その体験が、実際に現地に行って食べてみたい、行ったらこんな場所を巡ってみたいと思ってもらうきっかけになれば」と話す。
営業時間は10時30分~20時。