中央区は2月5日、築地場外市場(中央区築地6)で整備を進めている新施設「築地魚河岸(つきじうおがし)」を、今年10月15日に開業すると発表した。
「食のプロに支持され、一般客・観光客にも親しまれる、食のまち『築地』の拠点となる施設」を基本理念に掲げ、「築地の活気とにぎわいを将来に向けて継承する」ことを目指す同施設。
3月には、築地場外市場5900平方メートルの区有地に、3階建ての「小田原橋棟」と2階建ての「海幸橋棟」の2棟を完成させる。内装やテナントの入居はそれ以降となる。
同施設には、水産54業者と青果7業者、計61店の入居がすでに内定していたが、1区画について入居辞退者が出たため、現在追加募集を行っている。2月8日に行われた説明会には20人以上が参加した。追加募集の受け付けは2月19日まで。
中央区都市整備部の担当副参事は、「今回、開業日を発表できたことは大きな進展。築地のにぎわいが引き継がれるよう、より良い事業にしていきたい」と話す。