プランタン銀座（中央区銀座3、TEL 03-3567-0077）は2月23日、全面リニューアルを行うと発表した。

　今回のリニューアル・コンセプトは「『私に似合う』が必ず見つかる　～Le style moi（わたしのスタイル）～」で、本館のファッション、フーズフロアを中心に全11フロアを改装。各フロアの特色を明確に打ち出し、個性的な商品を取りそろえることで「開発が進む銀座・有楽町地区で圧倒的な存在感を放つ店を目指す」（同社）という。規模は1984年の開店以来最大となる見込みで、投資金額は約20億円。

　リニューアル第1弾として、3月からファッションフロアに新規5ブランドを展開、既存の20ブランドをリニューアルし主要顧客のF1層（20歳～34歳）に訴えるフロア構成にするという。

　本館2階は、ファッショントレンド情報に敏感で「かわいい」がキーワードになる20代前半女性向けのフロアになり、「モルガン」「ビッキー」「クイーンズコート」など6ブランドがリニューアル。本館3階は、自分のこだわりや審美眼で「ファッションをシーンに合わせて自由にセレクトできる」30歳前後の女性向けフロアへとリニューアルし、東京地区では同店でのみショップ展開する「昼はスーツを、夜はドレスを着こなすニューヨークの女性をイメージした」というブランド「マリリンマーキー」（3月9日オープン）、海外の最新ブランドとオリジナル商品で構成するセレクトショップ「ジョリーブティック」（3月15日オープン）を導入するほか、「イーヴイ・バイ・エヴー」「シンシアローリー」「メルローズ」など7ブランドがリニューアルオープンする。

　本館4階は、20代後半からの仕事もプライベートも楽しむ女性たちへ向け「単品コーディネートでかわいらしさと女らしさを表現できる」現代版キャリア服を提案するフロアへ、「高嶺の花」OLがコンセプトの「ディジア」、女性らしさの漂うデザインを基調に上質な素材感や着心地のよさ、美しいシルエットを追求した「グラッシー」、新キャリア服を提案する「RD ルージュディアマン」（各ブランド共3月8日オープン）の新規3ブランドを展開、「ヴァニラコンフュージョン」「ロートレアモン」など6ショップがリニューアルを行うほか、服飾雑貨も9月（予定）に「商品ボリュームを増やし、多様化する服飾雑貨へのニーズに対応した売り場」へなるという。

　本館地階フーズフロアも3月1日から「ワイン＆リカー」、洋菓子店「アールハート」、コーン型ピザ専門店「コーノピッツア」など一部の店舗が同フロア内で移転し営業を継続（店舗の営業期間は工事日程により異なる）、9月に「プラ地下のプチサイズマーケット化計画」をコンセプトに、「マルシェ（市場）の賑わいを感じられる遊び心のあるスペース」（同店）へのリニューアルを予定している。

　モード館5階のカルチャースクール「エコールプランタン」も教室の内装や設備などを改装し、料理・文化・作法・アートなどを核に「話題性の高い講座内容への刷新」を行い9月から新たな講座を提供していく。

プランタン銀座