東京鳩居堂(中央区銀座5)銀座本店で6月29日、銀座の街並みをデザインした「一筆箋 銀座」が発売された。
「一筆箋 銀座(縦)」(410円)は「昭和の銀座」を題材に取り、かつて同店ビル屋上に設置されていた大きな広告塔や風になびく柳、路面電車などのイラストをあしらう。
「一筆箋 銀座(横)」(同)は、新しいビルのイラストなどを盛り込んだ、「今の銀座」の街並みを表現したデザインを採用した。
同店で扱う原稿用紙と同質の紙を使い、万年筆などの筆記具との相性にこだわったという「中紙」の絵柄の色は、「日本の伝統色」から選んだ「栗(くり)色」「藍色」「すみれ色」「若草色」「山吹色」を使い、各色5枚・計25枚で1冊となっている。
同社MD企画室の土木(どぎ)健太郎係長は「京都で創業した鳩居堂が『宮中の御用』を務めるために銀座に東京出張所を設立し、後に『東京鳩居堂』として独立したという歴史を持つ当社にとって、銀座はとても思い入れの深い街。団塊の世代の方々をはじめとして、同じようにこの街に思い出がある方は多いのでは」と話す。
「商品名の『銀座』の名に恥じぬよう、紙質・デザイン・色など細部にこだわり、男女問わず、季節を問わず、格式張らずに気軽に使える上品な一筆箋に仕上がった。贈り物にもお土産にもふさわしい、新・旧の銀座を表現した一筆箋を、一度手に取っていただければ」とも。
営業時間は10時~19時(日曜・祝日は11時~)。