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銀座の老舗和菓子店「木挽町よしや」が新商品 きっかけはリオ五輪金メダル

新商品の「栗どらやき」

新商品の「栗どらやき」

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 1922(大正11)年創業の和菓子店「木挽町よしや」(中央区銀座3)が10月3日から、「久しぶりの新商品」となる「栗(くり)どらやき」の通年販売を始めた。

「木挽町よしや」店主の中村良章さん

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 リオ五輪で金メダルを取った選手が所属する企業から「金メダルにちなんだ特別な栗入りのどら焼きを作れないか」という注文が入ったことがきっかけで開発されたという同商品は、「金」に見立てた栗を混ぜた餡(あん)を、生地を折り畳むようにして包んだ半月型のどら焼き。

 同店スタッフの斎藤大地さんは「当店は先代の味を守り営んでいるので、このようなお話は通常はお断りすることが多い。今回は金メダルということで、特別にお受けした」と話す。

 価格は184円。同店併設のイートイン「甘味よしや」(銀座3)の定番メニュー「どら焼き・煎茶」(500円)のどら焼きを「栗どらやき」に変更することもできる。

 店主の中村良章さんは「栗を入れることで餡に厚さが増し、最初は生地を折った際に割れ目ができてしまっていた。試作を重ねる中で弾力のあるもちもちとした食感の生地にすることで、きれいに折り畳むことができるようになった」と明かす。

 「寒い季節に向けてうま味を増してくる小豆と旬の栗を組み合わせた『栗どらやき』をぜひ、お試しいただければ」と中村さん。

 営業時間は木挽町よしや=10時~18時、甘味よしや=11時30分~18時。いずれの店舗も日曜・祝日定休(土曜は不定休)。

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