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銀座の公園に保育所 来街者向けの一時預かりも

水谷橋公園内保育所のパースイメージ

水谷橋公園内保育所のパースイメージ

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 中央区は2月7日、中央区立水谷橋公園(中央区銀座1)内保育所整備に関する予算・スケジュールを発表した。

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 保育所は平成29年度に設計、30・31年度に建設工事を行い、2019年10月の開設を予定する。施設区分は私立認可保育所で、定員は70~80人程度。区民および銀座への来街者向けの一時預かり事業も実施する予定。

 面積712.93平方メートルの水谷橋公園は中央通りと昭和通りに挟まれた場所に位置し、京橋、銀座一丁目、宝町などの地下鉄の駅からも近い。

 同区では保育所の新設について、「銀座にふさわしい憩いと潤いのある質の高い空間と高機能を拡充し、多様なニーズに対応するとともに、良好な立地上のアクセスを生かし、待機児童の解消に向けた取り組みとして保育所を整備し、子育て環境の充実に寄与することを目的とする」としている。

 施設は立体都市公園制度を活用し、3階程度の多層階にする方向で検討を進めており、屋上は公園にする予定。予算額は5,046万8,000円。

 中央区福祉保健部子育て支援課長の山崎健順さんは「勝どきや晴海などのタワーマンション等の開発による、30代・40代の子育て世帯の増加に伴い、出生数や保育園入園希望者数が増加し続けている。区では保育所整備に力を入れ、定員拡大に努めているが、都心区である特性上、保育所に適した土地や物件の確保が難しく、2016年4月現在の待機児童数は263人と、前年比144人の増加となった。待機児童の解消に向けて取り組み、区有地の有効利用を図るため、公園整備と保育所を組み合わせた立体都市公園制度を活用することとした」と話す。

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