コミュニケーションギャラリーふげん社(中央区築地1)で3月21日から、「大西みつぐ写真展『川の流れる町で』」が開かれる。
大西さんは長年、東京の下町を撮り続けてきた写真家。これまでに第22回太陽賞、第18回木村伊兵衛写真賞などを受賞している。
同展は昨年11月にふげん社から刊行された大西さんの最新写真集「川の流れる町で」の刊行記念写真展。同書に収録された作品など約30点を展示するほか、トークショー「大西みつぐ×飯沢耕太郎」や「川あるきツアー」などの関連イベントも開催する。イベントの詳細は同社のホームページで告知する。
同展を開催するふげん社は、渡辺美術印刷(埼玉県)が運営するブックカフェとギャラリーから成るコミュニケーション・スペース。関根薫社長は「日々出版されている新しい本の約40%が返品されてしまい、本屋さんにとどまっている時間が少ない。良い本を選んで手に取っていただける空間を作り、印刷業者としても違う可能性を開きたいと思った」と話す。
店主の関根史さんは「今回の展示は関連イベントも充実し、複合的に楽しんでいただけると思う。写真が好きな人、東京の下町を愛する人に足を運んでいただけたら」と話す。
開廊時間は12時~19時(土曜は17時まで)。日曜・月曜・祝日休廊。4月8日まで。