スターバックス コーヒー ジャパン(渋谷区)は3月30日、「スターバックス コーヒー 銀座マロニエ通り店」(中央区銀座3、TEL 03-3567-5713)をリニューアル、グランドオープンした。
松屋銀座裏に位置する同店は、390平方メートルという都内有数の大型店舗として2001年3月オープン。6周年を迎え「よりお客様に快適に過ごしていただける空間を提供するため」(同社広報室PR/IRチームの広瀬州央PRマネージャー)リニューアルを行った。
リニューアルにより、2階フロアの「テイスティングカウンター」にエスプレッソマシンやドリップコーヒーを導入したほか、店内にコーヒーのロースト写真や販売している豆を展示するなどの視覚的効果でコーヒー専門店であることのアピールを強化した。
内装は紫を基調にし、コーヒーを連想させる茶色などを取り入れ落ち着いた雰囲気に改装。2階フロアに配置されていた暖炉をなくし、ソファ席を縮小する一方、ステージを設けライブイベントなども定期的に開催する。
「カフェ&ミュージック」をテーマに、利用客が店内で過ごす時間を心地よくする音楽や、コーヒーに合う音楽の提供もリニューアルのポイント。同社が販売しているCDを20タイトル試聴できるブースを備えた。2階には新たにピクチャーレールを設置、「カフェ&アート」をテーマにギャラリースペースとして活用し、将来的には銀座にゆかりのあるアーティストの作品展示などを行い、同店を情報発信店舗として活用していくという。
また、各店舗で行われている「テイスティングパーティー」を同店では月に9回開催し、ハンドドリップで淹れたコーヒーのテイスティングやコーヒーの楽しみ方など、同店オリジナルの内容も提供。毎月第3週の火曜~木曜は「あなただけの1杯」をテーマに、利用客の要望にバリスタが応え、カスタマイズしたドリンクを提供するイベントも開催する。
「スターバックスの日本初出店の地が銀座であることもあり、これから銀座にもっと根付いていきたい」(広瀬さん)という考えから、リニューアル後の同店1階には国内店舗で初めて「コミュニケーションボード」を設置した。現在は、6周年を祝う利用客らのコメントが掲示されているが、今後は銀座に関係したイベントなどの告知に活用していくという。
グランドオープン当日、2階席はほぼ満席の状態が続いた。ステージでは、「NHKみんなのうた」などに楽曲提供をしているデュオ「indigo blue(インディゴブルー)」がミニライブを上演(写真)、テイスティングカウンターではエスプレッソとチョコレートが振る舞われ、来店客は音楽とコーヒーを楽しんでいた。
営業時間は7時~22時。不定休。