有楽町でGW恒例「イタリア映画祭」-新作上映や舞台挨拶など

今年は新作が12本上映される「イタリア映画祭2007」から、マルコ・ベロッキオ監督「結婚演出家」のワンシーン。

今年は新作が12本上映される「イタリア映画祭2007」から、マルコ・ベロッキオ監督「結婚演出家」のワンシーン。

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 イタリア映画祭実行委員会は4月28日より、有楽町朝日ホール(千代田区有楽町2)で「イタリア映画祭2007」を開催する。

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 ゴールデンウィークの恒例イベントとして知られ、今回で7回目を迎えるイタリア映画祭は、イタリア政府機関が中心となって同国のプロモーションを行っている「PRIMAVERA ITALIANA イタリアの春・2007」の一環。今年は会期を8日間に拡大して開催する。

 公開されるのは、2006年「夜よ、こんにちは」が日本でも劇場公開されたマルコ・ベロッキオ監督の最新作で、娘が熱心なカトリック教徒と結婚したことがきっかけで創作の危機を迎えた映画監督の姿を描いた「結婚演出家」(写真)、ローマのヴィットリオ広場に移民を中心にしたオーケストラを作ろうと奔走、市の助成金を得て公演するまでの6年間を捉えたドキュメンタリー「ヴィットリオ広場のオーケストラ」、カンヌ・ベルリン・ベネチアそれぞれの国際映画祭で受賞経験を持つエミール・クストリッツア、ジョン・ウー、スパーク・リーなど世界の「名匠」7組が子どもをテーマに撮影した短編オムニバス「それでも生きる子供たちへ」など、2005年以降に製作された新作12本に加え、マーティン・スコセッシ監督の呼びかけでトリノ映画博物館が復元、紀元前3世紀のローマとカルタゴの戦争を描いた歴史叙事詩で「イタリアサイレント映画の金字塔」といわれる「カビリア」と、5本の短編作品。

 また、イタリア映画界の有名俳優キム・ロッシ・スチュアートさんや、注目を集めている若手俳優エリオ・ジェルマーノさんら俳優4人、「ヴィットリオ広場のオーケストラ」監督のアゴスティーノ・フェッレンテさんなど監督4人、プロデューサーなども来日し、座談会やそれぞれの映画上映前に舞台挨拶を行う。5月5日まで。

イタリア映画祭2007

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