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「銀座ソニーパーク」2025年1月開業へ ソニービルがリニューアル

「Ginza Sony Park」の外観

「Ginza Sony Park」の外観

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 ソニービルの建て替えで建設された新しい施設「Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)」(中央区銀座5)が8月23日、報道陣向けに公開された。グランドオープンは2025年1月を予定している。

吹き抜け空間が広がる地上1階部分

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 ソニービルは、1966(昭和41)年に「街に開かれた施設」をコンセプトに開業。2013(平成25)年に建て替えを目的として「Ginza Sony Park プロジェクト」を立ち上げ、2017(平成29)年に閉館した。建て替えは2段階のプロセスを採用。第1段階はビルの解体途中で地下4層と地上部分で構成された公園として運営し、展示やライブなどのイベントを開催した。2018(平成30)年8月~2021年9月のコロナ禍を含む約3年間で854万人が来園した。第2段階は解体・新築工事を再開し、8月15日にプロジェクトの最終形として銀座ソニーパークを完工した。

 建物は地上5階、地下4階(地下4階は機械室など)で、高さ33.86メートル。敷地面積は707.42平方メートル、延べ床面積は4390.39平方メートル。ソニービルの角地にあった10坪のパブリックスペース「ソニースクエア」の「銀座の庭」の思想を継承し、「銀座の公園」として拡張。体験型プログラムや飲食などのさまざまなアクティビティーを展開し、「余白とアクティビティーで街や人々に新しいリズムをもたらす場」を目指す。

 建物は打ち放しコンクリート建築で、ステンレスのグリッド状のフレームで覆われている。地上の3方向が道路に面し、地上1階は数寄屋橋交差点からアクセスしやすい吹き抜け構造になっている。地下は地下鉄コンコースと地下駐車場に直結し、地下動線は内と外を区切る扉や壁をなるべく設けずシームレスにつないだ。

 現在、ソニービルの閉館から同施設完成までのプロセスを紹介する「Ginza Sony Park プロジェクト展」を、西銀座駐車場の地下1階にあるポップアップスペース「Sony Park Mini」で開催している。1050日間の新築工事の記録を映像や写真で展示する。入場無料。9月29日まで。

※初掲時、一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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