海外ブランドバッグの輸入販売・小売を展開するコンコルディア(渋谷区)は8月30日、イタリアバッグブランド「ロイド メッシュ」の旗艦店で世界初の路面店となる「ロイド メッシュ銀座店」(中央区銀座5)を「ニューメルサ」すずらん通り側にオープンする。
ロイド メッシュは、「サルヴァトーレ フェラガモ」のファッションディレクターや「バリー」のクリエーティブ ・ディレクターを務めたアメリカ生まれのメリッサ・ロイド・メッシュが2000年に立ち上げたブランドで、レザーバッグを中心にキャンバスバッグ、財布、革小物を展開。日本では一部のセレクトショップで取り扱ってきたが、2006年に本格上陸。現在では、伊勢丹本店や阪急百貨店うめだ本店などの百貨店5店や専門店で店舗販売を行っている。
世界初の路面店となる同店の売り場面積は12.5坪。通りに面した外装は全面ガラス張りに、内装はブランドカラーのブラウンを基調としてブランドアイコンのモチーフを壁面に施す予定。「家の中に招き入れたような温かい空間にしたい」(同社)という。
主力商品は「GINGER GEMS medium hobo」(157,500円)などのレザーバッグで、同社販売促進部プレス担当の神田美紀さんは「自分のものさしを持ち、スタイルや着こなしなどを選択できる、そんな仕事とライフスタイルを確立されている女性に持っていただきたい」とし、キャリア層を主なターゲットに据える。
銀座での路面店展開について「ラグジュアリーブランドとしての位置づけを明確にするために、最適なエリアと思われる銀座を選択した」(神田さん)と話す。同社は9月末、同ブランドの関西エリア旗艦店を大阪心斎橋にあるオー・エムホテル日航ビルに出店するほか、8月29日に出店が決定した福岡の百貨店・岩田屋本店を皮切りに、地方有力百貨店への出店も本格化する計画があるという。
営業時間は11時~20時。2月・8月の第3月曜、年末年始定休。