外資系高級ホテル「ザ・ペニンシュラ東京」(千代田区有楽町1、TEL 03-6270-2888)が9月1日、日比谷にオープンする。
延べ床面積は約59,500平方メートル、都内の外資系ホテルでは10数年ぶりとなる1棟使いの同ホテル外観は、佐藤和清さんが率いる三菱地所設計チームが「灯籠(とうろう)」にデザインのヒントを得たもので、夜になると温かみのあるライティング演出が行われる。同ホテルはアートにも力を入れており、館内には60人のアーティストによる1,000点以上の作品が飾られ、その9割が日本人アーティストによるものだという。
客室数は都内最大の広さを誇る「ザ・ペニンシュラスイート」(347平方メートル)など47室のスイートルームを含め、314室。内装には、朱塗りのカウンターや杉の網代天井など日本の伝統技法を随所に取り入れた。室内設備にはネイルドライヤーや、海外のホテルで導入が進んでいる館外利用可能な携帯電話など最新のものを備えた。宿泊料金は「スーペリアルーム」(51平方メートル)=69,300円、「エグゼクティブスイート」(81平方メートル)=115,500円など。
その他ホテル内施設は、生演奏を聴きながらアフタヌーンティーなどが楽しめるオールデイダイングの「ザ・ロビー」、「ザ・ペニンシュラ香港」の広東料理レストラン「スプリングムーン」でシェフを務めたChi Keung Tangさんが料理を担当する「ヘイフンテラス」、日本初上陸の「ザ・ペニンシュラブティック&カフェ」など。総面積900平方メートルの「ザ・ペニンシュラ スパ by ESPA」も展開する。テナントブティックでは、イギリスの「GRAFF(グラフ)」がアジア旗艦店を構えるほか、スイスの「de GRISOGONO(ドゥ グリソゴノ)」、日本初の旗艦店をオープンするイタリアの「Chantecler(シャンテクレール)」の高級ジュエリーブランド3店舗が1階に出店、「ペニンシュラの伝統であるラグジュアリーな世界観を際立たせる」のが狙い。