フランス菓子などの販売を手がけるダロワイヨジャポン(中央区京橋1)は11月23日、「ダロワイヨ銀座本店」(中央区銀座6、TEL 03-3289-8260)を移転オープンした。
ダロワイヨはフランス王家代々の食膳係を務めてきたダロワイヨ家が1802年に創業、バルザックが愛したことでも知られる「メゾン・ド・ガストロノミー」。日本では1982年自由が丘に初出店して以来、関東のみで12店舗を展開する。
今年で日本進出25周年を迎えたことを機に、銀座2丁目から6丁目へ移転・拡張オープンした同店の店舗面積は376.38平方メートル。パリ本店のデザインコンセプトである「シック、エレガント」を最大限に表現することを念頭に置き店舗設計を行ったという。ブラウンやベージュを基調にし、1階は曲線を効果的に用いたのが特徴。入り口横の大きなウインドーディスプレーはパリのデザインを元に、年10回変更するなどVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)にも力を入れる。
1階ショップでは「バゲット」(263円)、「クロワッサン」(168円)などのブーランジェリー、代表商品のマカロン、「テリーヌ」(1枚=441円)や温製料理惣菜などを扱うコーナーをゾーン分けし買い回りのしやすい店内空間にしたほか、同社初となる「ショコラセラー」も備え、パンからデザートまでフランス料理を楽しめる商品構成で売り場を展開。
2階サロンドテでは、紅茶「ダロワイヨ スペシャルブレンド」(840円)やエスプレッソマシンで抽出したアイスコーヒー「カフェ グラッセ」(945円)、自家製アイスクリームのマカロンサンド「マカロングラッセ」(1,365円)など喫茶メニューのほか、トマトクリームを添えた「オムレットカトルセゾン」(1,050円)、「ダロワイヨ風ブリニー、サーモンマリネとスモークサーモン添え」(1,260円)などを用意しランチ・ディナーにも対応、コースも提供する。総席数は56席で、客単価はランチ=2,000円、ディナー=5,000円。
同社は今後、新宿・池袋・横浜など関東を中心に出店、関西への拡大も視野に入れ2010年3月期までに6店舗の出店を予定。前期比3割増となる30億円の売上高を目指す。
営業時間は1階=10時~22時(平日)、10時~21時(日曜・祝日)、2階=10時~22時(平日)、10時~21時(日曜・祝日)。