デビアス ダイヤモンドジュエラーズ(本社=英ロンドン)は3月28日、マロニエ通りにアジア初の路面店「デビアス銀座本店」(中央区銀座2)をオープンする。
昨年4月にオープンした「ボッテガ・ヴェネタ」隣に位置する同店は、光井純&アソシエイツ(目黒区)が設計を手がけた「空に向かって歪みを見せる」特徴的なデザインのビルの地下1階~2階の3フロアに出店する。総面積は330平方メートル。
1階ではダイヤモンドジュエリーコレクションを扱い、メーンエントランスを入ったすぐの場所に設けたディスプレーに最新コレクションを展示する。ブライダルとハイエンドラインを展開する2階奥には個室のVIPルームを用意。地下1階にはジュエリーとウオッチのアフターケアや修理を行うアトリエとミーティングスペースを設ける。
内装は、世界中の同社店舗を手がけるフランス人建築デザイナー、クリストフ・カルペンテさんが担当。2階の階段を上がった壁面には、宝石の加工方法のひとつである「ファセット」をイメージした巨大な「ダイヤモンド・ウォール」を、ハイエンドエリアの壁面には「ダイヤモンド・ボーダー」と呼ばれる立体的なダイヤモンド型の壁飾りを、それぞれ配すなど、「至る所でダイヤモンドのエレメントを感じる」(同社)空間を演出する。ギィ・レマリーCEOは「店内に一歩足を踏み入れ、自分がまるでダイヤモンドの中にいるように感じていただければ」とコメントしている。
同社は世界最大のダイヤモンド採掘・マーケティング会社の「デビアスSA」(本社=英ロンドン)と「LVMH モエヘネシー・ルイ・ヴィトングループ」(本社=フランス)の共同出資により、2001年に設立された合弁会社で、日本での展開は「デビアス ダイヤモンドジュエラーズ ジャパン」(千代田区)が行う。日本での展開は2003年からで、百貨店のショップ販売などを手がけている。
ジャパン社PRディレクターの代島さんは「当社の『クラシックでありながらコンテンポラリーでモダン』なブランドイメージを銀座店でも展開していきたい」と話す。
営業時間は11時~20時。