松屋銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-1211)は5月23日、屋上に関係者を招き「夏野菜の種・苗植え式」を開催、昨年から実験的に進めてきた屋上緑化「銀座グリーンプロジェクト」が本格的に始動した。
屋上遊園地閉鎖後、昨年5月、NPO法人「銀座ミツバチプロジェクト」のミツバチたちが「はちみつを集める手助けになれば」という思いから約100平方メートルのスペースに芝生や花壇・菜園を実験的に設けたところ、利用者から「銀座の百貨店の屋上にいるとは思えないほど心が休まる」などの共感の声が寄せられたという。そこで、一企業として温暖化防止やヒートアイランド現象などの環境問題、環境意識と社内意識の向上などを目的に掲げ、同プロジェクトの本格展開を進めてきた。
今回の屋上緑化の対象面積は約152平方メートル。同日、野菜づくりや環境問題に興味を持つ同店勤務のボランティアスタッフ25人が、7区画の菜園にキュウリ・ピーマン・パプリカ・トマト・ミニトマト・ナス・枝豆・おくら・ゴーヤー・ボッチャンカボチャ・ミニスイカの苗を植えた。それぞれの苗に水やりを済ませた後、隣接する芝生の草抜きを全員で行うなど、終始和やかな雰囲気で行われた。
プライベートでも自宅で野菜づくりを行うという販売促進課の同プロジェク担当・河野さんは「短期的な催しものでなく、永続的なプロジェクトを目指している。松屋が発信源となり銀座の街づくりを行っていきたい」と話す。
今後、定期的な作業を行い7月末に収穫予定。その後、「夏野菜カレー」を作り参加メンバーで試食する「収穫祭」も計画する。
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