銀座・伊東屋(中央区銀座2、TEL 03-3561-8311)9階ギャラリーで5月31日より、「切り絵作家・百鬼丸の世界『武田二十四将』」が開催される。
今年で切り絵作家生活30周年を迎える百鬼丸さんは山梨県富士吉田市生まれ。JTB雑誌「旅」でプロデビューして以来、宮部みゆきさん著作「ゼプツェン」や北方謙三さん著作「黒龍の柩」の書籍や、新聞などの挿し絵を手がけ、現在までに700冊を超える書籍の表紙を担当した。2007年に放送されたNHK大河ドラマ「風林火山」に合わせ今年1月まで1年間にわたり甲府で開催された大型複合イベント「風林火山博」の公式イラストレーターを務めるなど、幅広く活躍する。
同店で昨年開催した百鬼丸さんを含む4人の時代小説挿絵画家による「草鞋の会展」が好評だったことを受け、今回、百鬼丸さん単独での展覧会が決まった。同展では、昨年の「風林火山博」で制作した武田信玄に仕えた武将の中で特に評価の高い「武田二十四将」や「武田信玄」「由布姫」の細かく切り出したパーツを組み合せて製作する立体作品26点や平面作品23点のほか、新刊「歌舞伎ギャラリー」に掲載する歌舞伎の立体切り絵、ライフワークの火の玉小僧など合わせて約50点を展示する。そのほか、新シリーズ「江戸 噂の美人20人」の予告作品の発表も予定する。
会期中、百鬼丸さんの「即興切り絵ライブ」(14時~約40分)を毎日行い、6月1日・7日はスペシャルバージョンのライブを披露する。
営業時間は、水曜~土曜=10時30分~20時、日曜~火曜=10時30分~19時、最終日=10時30分~18時。6月7日まで。
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