銀座・伊東屋(中央区銀座2、TEL 03-3561-8311)9階ギャラリーで8月7日より、画家・久下貴史さんの個展「猫、歌いっぱなし」が開催される。
1948年京都生まれの久下さんは、1986年にニューヨークへ移住。そこで生活を共にする猫たちにより新境地を開き、「人と猫」「ニューヨークとニッポン」が絡み合う世界を表現する制作活動を開始。現在までに、猫を画題とする多彩な作品を数多く描いてきた。
今年のテーマは、昨年同様「猫、歌いっぱなし」。昨年の作品には、衣裳を着用して「アリア」を熱唱するオペラの主人公になりきった猫たちが多く登場したが、今年は生身の姿のままの猫が「アリア」の情感やシーンの息づかいを伝えようと「物思いにふけって」みる姿が見られるなど、オペラのワンシーンを演じる作品が目立つ展示内容となった。
主人公が猫になる百人一首がテーマの作品「百猫一首」では、昨年展示された52猫以外の48猫を展示。中には、紀貫之を演じる黒猫が描かれるなどユーモアあふれる作品のほか、猫が演じる「風神」「雷神」(各91センチ×180センチ)などの大きいサイズの作品も。展示作品は約90点。
同社イベントプロデュース室担当・木内さんは「昨年同様、目を耳にして、猫たちの歌声をお楽しみいただければ」と話す。
開催時間は、水曜~土曜=10時30分~20時、日曜~火曜=10時30分~19時、初日=12時~20時。最終日=10時30分~18時。8月18日まで。
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