銀座三越に日本初「ラデュレ」ブティック&サロン-人気のマカロンなど販売

ルイ16世時代から着想を得たというサロン・ド・テのようす© Lyu Hanabusa

ルイ16世時代から着想を得たというサロン・ド・テのようす© Lyu Hanabusa

  • 0

  •  

 銀座三越(中央区銀座4、TEL 03-3562-1111)2階に7月26日、マカロンで知られる「ラデュレ」の日本初となるサロン・ド・テ「ラデュレ 銀座店」(TEL 03-3563-2120)がオープンした。運営はラデュレ ジャパン(中央区)。

[広告]

 創業1862年のラデュレは、フランス南西部で製粉業を営んでいたルイ=エルネスト・ラデュレがパリのロワイヤル通りにブランジュリーを開業したことに始まる。1871年ごろ、ブランジュリーからパティスリーへと生まれ変わり、その後、同氏の妻となったジャンヌ・スシャールにより当時流行していたパリの「カフェ」と「パティスリー」という異なるジャンルのミックスが提案され、パリ初の「サロン・ド・テ」として新たな誕生を迎えた。1993年にはラデュレ社(フランス)現社長のダヴィッド・オルデーさんと父フランシス・オルデーさん率いるオルデーグループにより買収、1997年にはシャンゼリゼ通りに新店をオープンするなど、現在、パリ・ロンドン・ジュネーブ・ロザンヌに12店舗を展開する。

 同店はエントランス入ってすぐのブティックと、ルイ16世時代から着想を得たという「サロン・マリー・アントワネット」「サロン・アントゥルラ」「サロン・オ・ペール」の一続きのサロンから成る。ブティックは白い大理石とクリスタルのシャンデリアで装飾。各サロンにはルイ16世様式の家具が配置され特別に作られたじゅうたんが敷かれるなど、パリのボナパルト店やロワイヤル通り店と同じエスプリを用いたという。客席数は80席。

 内装デザインはインテリアデザイナー・ロクサーヌ・ロドリゲスさんが手がけた。オルデー社長がイメージする「ご婦人方が静かにおしゃべりを楽しんでいたかつての談話サロンのイメージであって、忙しい都会に疲れた心を癒す場所、心を休め、ほっとくつろげる空間」を演出。

 ブティックで販売するのはチョコレート、バニラ、カフェ、ローズペタル、ピスタチオなどのマカロン(1個=231円、4個入りボックス=1,300円、6個入りボックス=1,950円)やアンティークのカメオをモチーフにしたチョコレート「カメオ」(3,150円)、パティスリー・コレクションの「ルリジューズ ぺタル・ド・ローズ」(740円、サロンでのイートイン=900円)や「サントノレ フレーズ・ピスタッシュ」(740円、同=900円)など。

 サロンでの提供メニューは、「トマト風味のサントノレ、ホイップクリームとバジル添え」(1,800円)、「サラダ コンコルド 」(2,400円)、「クラブ プレ ラデュレ」(2,400円)、「鮪とローズ風味のクスクス、フレッシュイチゴ添え」(3,400円)などパティスリー以外の料理メニューも楽しめる。 

 オルデー社長は「私にとって、東京は世界で最も美しい街の一つであり、モダンとクラシックが完璧に調和し得た街。東京におけるプロジェクトは、日本の人々にラデュレ・メゾンの最高のものを提供することにより、l’art de vivre a la francaise(フランス流美しき生活)をはじめ、フランスのパティスリーのクオリティーやもてなし方を伝えること」と話す。今後、アーモンドを使用した6アイテムのコレクションから成る「ラデュレ・ボーテ」の発売も予定する。

 営業時間は、ブティック=10時~20時、サロン=10時~23時30分。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース