銀座に京都の老舗焼肉店「天壇」初出店-門外不出の「つけダレ」ウリに

京都の底に流れる心地よい『気』を演出した店内のようす。弧状になったカウンター席からは銀座の街の眺望を楽しめる

京都の底に流れる心地よい『気』を演出した店内のようす。弧状になったカウンター席からは銀座の街の眺望を楽しめる

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 京都の有名焼肉店「焼肉の名門 天壇」が2月14日、東京初出店となる「天壇銀座店」(中央区銀座5、TEL 03-5551-1129)をオープンした。場所は、歌舞伎座に近い昭和通り沿いのビルの10階。サービス・アミューズメント業を手掛ける晃商(京都市)が運営を行なう。

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 1965(昭和40)年に京都・祇園四条の鴨川のほとりに焼肉・韓国料理の専門レストランとして誕生した天壇。現在、本店となる四条店を含め京都府内に6店舗、滋賀県内に2店舗を展開する。これまでにも東京出店への打診を受けてきたが、「まずは本物の味が評価される銀座という地への出店」(同社)を念頭に、諸条件が合う同所への出店を優先した。

 内装コンセプトは「Modern Miyabi」。「京都を露骨に表現するありきたりの空間ではなく、京都の底に流れる心地よい『気』を感じていただける空間」(同社)を演出し、「気」の流れを意識し風水理論も取り入れた。店内には竹林をテーマにした作品や宇宙をイメージしたオブジェなども配置する。店舗面積は62坪。席数は、銀座の街を眺望できるカウンター11席、テーブル52席、個室3室を完備。

 独特な焼肉のタレで知られる「天壇」。中でもだしのように透き通った「つけダレ」は肉をつけて食べると脂分が和らぎ「さっぱり」することから、創業以来40年以上、京都の街で愛されてきた。「肉の味を邪魔する」(同店)保存料・着色料を一切使わずに作られるこのタレは、これまでに商品化の誘いもあったが「門外不出」を貫き通している。

 同店の「看板メニュー」は、霜降りの代名詞「リブロース」の中心部「ロース芯」のみを使用する「ロース」(1,200円)や「極上ロース」(2,800円)で、「ロースのうま味を十分に味わえる部位」(同店)と太鼓判を押すほか、「特上骨付きカルビ」(数量限定、6,900円~)や「特上タン」(3枚1,600円)なども提供する。

 アラカルトメニューには京野菜をふんだんに取り入れた「京のチョレギサラダ」(630円)、「京の野菜サラダ」(780円)、「九条ネギのチヂミ」(1,200円)、京都の契約農場から取り寄せ「サンチュ」(600円)、「天壇特製手練り冷麺」(880円)などを用意。そのほか、前菜、刺身、はし休め、焼き物がセットになったコースメニュー(こころ=6,300円、きわみ=8,400円)も用意。各種ランチメニューは1,000円から。

 ドリンクメニューは、「マッコリ」(600円)、「オレンジマッコリ」(650円)、「ビアマッコリ」(700円)、「ゆず酢サワー」(600円)、「リンゴ酢サワー」(600円)のほか、フランスの自然派ワイン(泡=5,000円、白=2,800円~、ロゼ=3,500円~、赤=2,800円~)を幅広く取りそろえる。

 同店の三坂祐司店長は「美食の都・京都で受け継がれた伝統・味をルーツとし、他店とは一味違う空間・品ぞろえ・おもてなしで、皆さまの『大切な時間』を『幸せな時間』に変えられる店になるよう、末長く努めていきたい」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時30分~23時30分。ランチ営業は2月15日から。

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