そば粉を100%使った仏ブルターニュ地方の郷土料理「ガレット」を提供する「ブレッツカフェ クレープリー 銀座店」(中央区銀座6、TEL 03-3289-3531)が5月20日、オープンした。経営は、輸入品卸売事業などを手がけるル ブルターニュ(新宿区)。
同社は、ブルターニュ地方出身のラーシェ・ベルトランさんが1996年に神楽坂で日本1号店となるクレープリー「カフェクレープリー ル ブルターニュ」を開店したのが始まり。現在では、神楽坂、表参道店のほか、都内・神奈川県内・名古屋に「ブレッツカフェ クレープリー」6店、フランス国内に「プレッツカフェ」2店を展開する。国内での来店客は8割が女性。
店舗面積は26坪。店内には木目調の家具や什器を配置し、棚には同地方の特産品リンゴの低発泡酒「シードル」を並べブルターニュテイストを演出。バスク地方の生ハムやサラミなどをサービスするカウンターや日本初紹介の塩バターキャラメルクリームや著名シェフがプロデュースするスパイスなどを販売するスペースも設けた。席数はテーブル40席と10人まで収容できる個室1室を完備。
メニューは「ガレットの定番」(同店)というタマゴ、ハム、スイスのグリュイエールチーズの「コンプレット」(950円)や、それらにオーガニックトマトとマッシュルームを加えた「コンプレット トマトシャンピニオン」(1,250円)、ガレットデザートでは「キャラメルブールサレのガレット」(800円)や「アカシアはちみつのガレット」(同)など。小麦粉を原料にしたクレープも用意し、クラシックなクレープ「バターと砂糖」(550円)や「バターと刻んだチョコレート」(850円)なども提供する。
同店ではフランス産シードルのラインアップを既存店に比べ増やし、「ヴァル ド ランス」(ボウル=550円、カラフェ=800円、ボトル=2,500円)や国産ワインで注目を集める小布施ワイナリー「醗酵シードル辛口」(ボトル=4,800円)やタケダワイナリー「サン・スフル シードル『山形県』」(同)などフランス産9種類と国産4種類をそろえる。そのほか、「フランスで人気」(同店)というおつまみ感覚の「アミューズガレット」と「アミューズクレープ」を今回初めて紹介し、他店との差別化を図る。コアターゲットは30~40代の女性。
営業時間は11時30分~23時30分。