ヤマハ銀座ビル、来年2月再オープン-音楽情報発信機能強化へ

中央通り沿い「H & M」の真横に新「ヤマハ銀座ビル」が再オープンする。ファサードには2枚の合わせガラスに金沢産の金箔を挟んだパネルを使用する

中央通り沿い「H & M」の真横に新「ヤマハ銀座ビル」が再オープンする。ファサードには2枚の合わせガラスに金沢産の金箔を挟んだパネルを使用する

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 中央通りで現在建て替え中のヤマハ銀座ビル(中央区銀座7)が来年2月26日にリニューアルオープンすると、ヤマハ(本社=静岡県浜松市)が発表した。

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 老朽化のため2007年より建て替え工事を始め、別館の設計変更などから予定の今年春から半年以上遅れてのリニューアルオープンを迎える新「ヤマハ銀座ビル」。地上12階、地下3階建ての本館と、その背面に地上7階、地下2階建ての別館の2棟構成で、延べ床面積は本館=7,583平方メートル、別館=1,497平方メートル。

 一際目立つ新館のファーサードには、1枚1枚ワイヤーで固定した2枚の合わせガラスの間に金沢産の金箔を挟んだパネルを使用。「伝統と革新の融合」をデザインコンセプトに据え、朝、昼は自然光で、夜間には店舗内の照明が透けるなど、さまざまな輝きを演出するという。

 本館は音楽・楽器の専門店フロア(地下1階~地上5階)と、アコースティックな音響を追求した新「ヤマハホール」(7階~9階)、3,000人が在籍可能な音楽教室「ヤマハミュージックアベニュー銀座」(10階~12階)のほか、多目的音楽ホール「ヤマハ銀座サロン」(6階)やライブハウス機能を持つ「ヤマハ銀座スタジオ」(地下2階)などのホール施設も完備する。

 新しい試みとして、以前はCDやDVDの販売スペースだった本館1階には音楽にかかわる情報発信スペース「ポータル」を設置、楽器などの演奏やデモンストレーションやプロモーションなど音楽情報発信機能の強化を図る。「音楽を聴くだけでなく音楽に触れていきたいというアクティブな音楽ファン層の誘店につなげていきたい」と同社広報担当の二橋さん。

 別館には技術者が常駐した国内外のピアノ、管・弦・打楽器のアーティストなどの楽器の修理やメンテナンス、コミュニュケーションの場として機能する「ヤマハ アーティストサービス東京/アトリエ東京」のほか、事務所などが入る予定。

 昨年1月にオープンした仮店舗は同店オープンに伴い閉店する。総工費は別館の土地買い足し分を除き約80億円。売り上げ目標は初年度60億円を見込む。

 営業時間は10時30分~20時。年末年始休み。

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