スウェーデン生まれの氷でできたホテル「ICEHOTEL」が、毎年テーマを一新する氷のバー「ICEBAR」が日本に上陸し今年で4年目。今年1月まで運営していた西麻布店を閉店し、「ICEBAR TOKYO BY ICEHOTEL」(中央区銀座8、TEL 03-6228-5022)を6月、銀座に移転オ-プンした。運営は輸入卸しや飲食店を手がけるカロッツェリアジャパン(中央区)。
同社は約3年間にわたる西麻布での営業により日本における「ICEBAR」のブランドイメージを確立したとしたうえで、「次のステップとして、いつの時代にも東京の中心地であり多くの人々が行き交う銀座を移転先として選んだ」(広報担当・小林さん)という。来店客の約4割が外国人観光客であることからアクセスの利便性も考慮した結果となった。20~50歳代の男女をターゲットに据える。
マイナス5度の店内にはスウェーデン北部を流れるトルネ川から切り出された天然の氷で作られた壁、バーカウンター、テーブルなどのほか、氷をねじりひねって動きとユーモアを演出した彫刻などを配置。アイスバー自体が巨大なアイスアートともいえる空間を演出。店舗面積は約65平方メートル、スタンディングで50人まで収容できる。
来店客はワンドリンク付きエントランスフィー(3,500円)を支払い、エントランスで防寒用ケープを身にまとって入場。ドリンクはすべて天然の氷でできたグラスで提供され、ウオツカベースのカクテル「ICEBAR TOKY0」、「CELEBRATION」やグリーンティーカクテル「FRESH GREEN」、ベイリーズやヴァニラのカクテル「SAMI FOREST」のほか、ビール、焼酎、ソフトドリンクなどから選べる。カクテルのおかわりは1杯=1,000円。バーテンダーは防寒機能を備えたユニホームとキャップ、グローブを着用。「ケープとウオツカベースのカクテルでマイナス5度の店内にもみなさんすぐに慣れていらっしゃる」(小林さん)という。
小林さんは「来店客は日本の季節変化によって増減する。これからの季節は涼を求めて多くの方にお越しいただけるのでは」と話す。客単価は3,500~4,500円。
営業時間は13時~翌4時。