サムソナイト・ジャパン(本社=港区)は8月31日、日本初の直営店「サムソナイト・ブラックレーベル フラッグシップストア(中央区銀座8、TEL 03-3571-8151)」を、銀座花椿通り、西五番街の角にオープンする。
サムソナイトは1910年、ジェシー・シュワイダーによってコロラド州デンバーに設立された旅行カバンメーカー。自社製トランクの上に合計約500キロの人間が立っている広告ビジュアルで認知度を高めたほか、1969年に発売されたポリプロピレン製スーツケース「サターン」の形状は、旅行用スーツケースの製造方法として広く取り入れられている。社名の「サムソナイト」は旧約聖書に登場する怪力の巨人「サムソン」に由来。
新店舗で扱う高級ライン「サムソナイト・ブラックレーベル」は、ロンドンのデザイナー、マシュー・ウィリアムソンやアレキサンダー・マックイーンとパートナーシップを結び、デザイナーコレクションのラインナップを拡充、ブランドを「デザインと組み合わせることにより、ブランドイメージの確立をはかる」(同社)という。
店舗面積は105.45平方メートル。店舗デザインは「クリスチャン・ディオール」「ルイ・ヴィトン」などの高級ブティックのデザインを手掛け、各国のサムソナイト・ブラックレーベルストアでも店舗デザインを担当するデザイナーエージェンシー「ギヨ+アーキテクツ(G+a)」が手掛ける。店舗は、「ブラックレーベルのテーマカラーであるブラックとオレンジがテーマカラー」(同社広報担当者)。店内では、1968年に発表され人気を呼んだ「シグナット」のリミテッドエディション「シグナット バイ マシュー・ウィリアムソン」を銀座店でのみ、取り扱う。
銀座への出店について同広報担当者は「世界的にも有名な東京屈指のショッピングストリートに店をオープンすることで『トラベル&ラグジュアリー』を取り扱うグローバルブランドとしての地位を不動にするための国際戦略の一環」と話している。営業時間は11時~20時。