銀座テーラー(中央区銀座5、TEL 03-3571-4129)は今年7月より、既製婦人服リフォームサービス「レディスリフォームサービス」を行っている。
1946年に創業され、手縫いの注文服を作り続けてきた同店は、1953年にシングル背広の仕立てで高松宮技術奨励賞を受賞。歴代首相御用達テーラーとしても知られる。
「背広は昔、世代世代で受け継がれていくもので、仕立て直しをして着られる方が多かったため、男性のリフォームは日常的に取り扱っていたが、女性向けでは初のサービス」(同社商品開発担当の三浦恵理子さん)。同店では、30年間オートクチュールを担当していた経験を持つ女性クチュリエが加わり、サービスを開始した。採寸も作業もすべて女性クチュリエが行うため「相談しやすく、女性同士の目線から服を直すことができる」(三浦さん)という。
内ポケット付け、肩幅直し、丈詰め、仕立て直しなどが可能で、ウエスト出しは縫いしろが足りない部分に顧客の好きな布や同系色の布でアレンジを行うなど「服をゼロから作ることができる者が担当するので、何でもご相談いただければ」(三浦さん)。縫い目がはっきりついてしまうため難しいとされるレザーの直しや着物なども相談に応じるという。
価格は、内ポケット付け=11,500円~、肩幅直し=17,500円~、丈詰め=11,550円~、ウエスト直し=16,800円~で、仕上がり期間は早いもので10日~2週間。
同社は今後、「レディスオーダーメイド」など、女性向け商品の取り扱いを拡充していくという。営業時間は10時~19時。日曜・祝日定休。