歌舞伎座で「ジャズ・フェスティバル」-渡辺貞夫さんも出演、今年も盛況に

トリを飾った渡辺貞夫グループ。一体となったグルーブ感が歌舞伎座場内を包んだ
©GIJF2009 Photo : M.Doi

トリを飾った渡辺貞夫グループ。一体となったグルーブ感が歌舞伎座場内を包んだ ©GIJF2009 Photo : M.Doi

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 全銀座会による秋の恒例イベント「プロムナード銀座2009」の一環で10月27日、「ギンザ・インターナショナル・ジャズ・フェスティバル 2009」が開催された。

 これまでは銀座の各会場で開催してきた同イベントだが、5周年を迎える今年は来春より再開発工事に着工する歌舞伎座(中央区銀座4)が会場となった。

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 第1回に続き日本ジャズ界の立役者、渡辺貞夫さんの登場が開催前から話題を集め、過去最高を記録した応募総数4万5,587人の中から選ばれた1,450人がスインギーなジャズミュージックに酔いしれた。

 プログラムは山野楽器(銀座4)が毎年開催する「YAMANO BIG BAND JAZZ CONTEST」で3年連続、最優秀賞に輝く国立音楽大学ニュータイド・ジャズ・オーケストラの華やかで迫力ある演奏から始まり、カナダ・モントリオール出身の現在15歳の天才ジャズシンガーNikki(ニッキ)さんが花道から登場、抜群の歌唱力で観客を魅了した。ニッキさんのアンコールでは渡辺さんと「Over the rainbow」を共演する一幕も見られ、しっとりかつパワフルなニッキさんの歌声と渡辺さんのサックス音が場内に響き渡った。

 トリを飾ったのはパーカッションを含んだ6人構成の渡辺貞夫グループ。ノリの良さが全面に出たバンドの演奏と渡辺さんの軽くそして太いサックスが織り成すリズムとハーモニーで場内が一体に。45分間の演奏後、観客からは「さすが、ナベサダ」「あんな軽い音なのに重厚感がある」など感嘆の声が漏れた。

 歌舞伎で幕の開閉時に打つ拍子木の音が開演前後に鳴り響くという歌舞伎座ならではの演出もあり、歌舞伎座での特別講演も盛況のうちに幕を閉じた。