ソニービル(中央区銀座5、TEL 03-3523-2371)は9月1日より1階エントランスとエレベーターホールで「国境なき医師団~エイズ in アフリカ」を開催している。
国境なき医師団は、1971年にフランスで生まれた非営利で国際的な民間の医療・人道援助団体で、緊急医療援助が主な目的。世界70カ国を超える地域に年間3,500人の医師、看護婦、助産婦などを派遣しており、1999年に、28年間の人道救助活動が評価され、ノーベル平和賞を受賞したことで知られる。
同イベントでは、ケニアのナイロビにある国境なき医師団のHIV/エイズ・結核の治療所「ブルーハウス」を再現、現地で行っているエイズ治療プログラムをパネル、写真、映像などで展示するほか、スペイン生まれの若手写真家で、人間性や社会性を重視した写真作品が対象となる「ユージン・スミス賞」を2005年に受賞したペップ・ボネットさんがアフリカ6カ国を訪れて撮影した写真を、9月23日から原宿クエストホールで開催される写真展「POSITHIV+」に先駆け展示する。
イベント開催の経緯について同ビル広報担当者は、「国籍を問わず世界中から医師が集まり無料で医療を行うという『国境なき医師団』の活動の重要性に賛同したため」と話している。また、同ビルの活動支援の1つとして、国境なき医師団に対する募金の呼びかけを実施。イベント終了時に集まった募金額と同額を同ビルが拠出し、寄付を行う。
開催時間は11時~19時。9月10日まで。休館日は9月4日、5日。入場無料。