銀座のフレンチ新店「ラール・エ・ラ・マニエール」、満席続く

店内にはマロニエの花びらやアネモネのつたを模したアイアンワークが配されている(写真=メーンダイニング)

店内にはマロニエの花びらやアネモネのつたを模したアイアンワークが配されている(写真=メーンダイニング)

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 飲食店を運営する「K&Y」(中央区築地1)が銀座3丁目の新築ビル「オプティカ」地下1階に9月にオープンしたフレンチ「ラール・エ・ラ・マニエール」(中央区銀座3、TEL 03-3562-7955)が人気を集めている。

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 「週末は満席が続き、1カ月先まで予約が埋まっている」とうれしい悲鳴を上げるのは社長でソムリエの吉岡慶篤さん。3年間フランスでワインの勉強をした後、帰国し「サンス・エ・サヴール」(千代田区)、「カフェ&ビストロ・デ・フレール・プルセル」(港区)の立ち上げに携わり総統括支配人として活躍。今年独立を果たし、同店オープンにこぎ着けた。

 店内は佐藤琢磨設計事務所が手がけた「高級感」「清潔感」のある空間で「現代のトラディショナル感」を演出。メーンダイニングの壁には重厚なシルバーのアイアンワークを配した。「せっかくお越しいただけるのだから非日常的な空間に仕上げた」と吉岡さん。席数は26席で、個室(6席)も完備する。

 フランスの三つ星レストラン「マルクベーラ」「アルページュ」などで7年間修行した清水将(すすむ)シェフが手がけた、ヘルシーで最先端のフランス料理を提供する。コースは6皿=10,000円、9皿=1万5,000円。21時~翌1時は4皿=5,000円とアラカルト料理も用意し、2軒目以降での利用客にも対応する。「6皿のコースでも実際は10皿ほどお出ししている。量よりも質を重視した内容で、少しずつたくさん召し上がっていただける」と吉岡さん。

 個人的にはブルゴーニュワインが好きという吉岡さんがセレクトしたワインは、フランスを中心にカリフォルニア、イタリアなど200種類以上を用意。常時グラスで8~10種(800円)を提供している。

 サンス・エ・サヴール時代のお客さんや関西からの来店客を見込み銀座へ出店。オープンから2カ月経過した現在では週の半ばから週末にかけて満席が続き、客層は女性同士や接待での利用などさまざま。吉岡さんは「多店舗展開は考えていない。バブル景気の良い時期と比べるとまだまだ。引き続き頑張っていきたい」と意気込みをみせる。

 客単価は1万5,000円。営業時間は17時~翌2時。日曜定休。

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