西武有楽町、クリスマスに閉店へ-業績不信で26年の歴史に幕

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 そごう・西武(千代田区)は1月27日、西武有楽町店(千代田区有楽町2、TEL 03-3286-0111)を今年12月25日で閉店することを明らかにした。

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 1984(昭和59)年に有楽町マリオン内にオープンした同店は、1995年にファッション専門大店としてリニューアル、2006年9月にはビューティーとヘルスケアの総合専門業態として「ビューティー館」をオープンし、「ファッション館」との2館構成で展開していた。売り場面積は1万5,700平方メートル

 同社は26日の取締役会で業績回復が困難と判断、閉鎖を決定した。1992年には275億円と売上高のピークを迎えた同店だが、昨年2月期には162億円へと落ち込み、ここ5年間は赤字が続いていたという。

 同社広報担当の新居さんは「不況の煽り」「街の特性の変化」「家賃の圧迫」を主な要因として挙げる。特に近年、銀座周辺で多様化するファストファッション店の台頭により「百貨店の役割として先行きが見えなくなった」という。

 同社は昨年8月末にそごう心斎橋店、同9月末に西武札幌店を閉店。一方、西武池袋店(豊島区)は昨年12月、前年比を超え順調な業績を示している。

 新居さんは「環境・エリア特性・ロケーションなどの要因を考慮し、(店舗を)然るべき場所へ集約していく」とし、「時代と共に街は変化する。その地域のお客さまが求められるもの、ライフスタイルに合わせての対応をし続ける」と話す。

 閉店までのイベントなどは今後随時発表する。

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