中央区観光協会(中央区築地1、TEL 03-3543-0211)は、2月6日に開催した第2回「中央区観光検定」の合格率が昨年に比べ下がったことを明らかにした。
中央区の「魅力を再認識してもらう」「観光事業の拡大」を目的に、今年で2回目となる同検定。歴史・文化・産業・地理・祭り・行事・人々の暮らしなどを中心に、さまざまな分野から100問出題され、マークシート方式4肢択一で解答する。1回目の検定では600人が受験し、合格率は76.2%だった。今年の受験者は283人と半減したものの、団体10組(77人)や小中高生の姿も見られた。受験者の約1割が昨年に続き2度目の受験だったという。
今月15日に採点を終えた同協会の三浦さんは「昨年の合格率が高く、今年は細かい問題を増やしたところ、合格率が低くなった」とし、「合格者数はまだ発表できない」と付け加えた。設問の約9割は中央区観光検定公式テキストから「まんべんなく出題」、残りの1割は同協会内に設置する事務局で考え、「歴史、観光問題や近年のイベント事などを織り交ぜた」(三浦さん)。合格基準は正解率75%以上。試験当日、会場で対応していた三浦さんは「『難しかった』『今年落ちたら来年も受ける』などの声が上がっていた」と話す。中には上級の制定を希望する受験者もいるという。
初年度は同検定3級を実施、その後、2級、1級の制定を当初予定していたが、現在のところ制定はなく、「検討を予定」とする三浦さん。合否は2月下旬にホームページで発表、3月中旬には受験者へ通知が発送される。