ブリオーニジャパン(千代田区)は5月24日、みゆき通りと外堀通りの交差点に路面店「ブリオーニ銀座店」(中央区銀座6、オープン後TEL 03-3289-6111)を移転オープンする。
ブリオーニは1945年、イタリア・ローマで設立された紳士服ブランドで、愛用者にイタリアや国外の著名人が名を連ねるほか、1995年の映画「007 ゴールデンアイ」以降、2008年にイギリスで公開された「007 慰めの報酬」以前までジェームス・ボンドに衣装提供を行ったことでも知られている。
現在、世界で65店舗、日本で8店舗を展開。2002年にアジア初の旗艦店としてオープンした「ブリオーニ 銀座店」(中央区銀座4)は今月3日に閉店し、同店はアジアにおける初の完全独立店舗となる。店舗は2フロア構成で、店舗面積は100坪。
外観はプロンズの窓枠とタイルに配されたアンティークブロンズのボールや黒のスレートファサードから成り、内装はクリームカラーの敷石とカーペット、ブロンズカラーの什器、濃いカラーの木製の壁が特徴で、「温かくリラックスした雰囲気」を演出する。
1階=シャツ、パンツ、ポロシャツ、アウターウエアなどカジュアルコレクションを中心に展開するほか、レディスコレクションを展開。2階=パンツ、シャツ、レザーウエア、ジャケットなどのドレッシーカジュアルのほか、フロア奥にはビジネスシャツ、スーツ、タキシード、ディナージャケットなどのビジネスウエアやフォーマルウエアに囲まれたソファエリアを配し、テーラールームを設ける。
「プレタポルテのクチュール」として知られるほど高度なテーラリングによって完成するスーツの価格は50万円~100万円。
創業者を祖父に持つアンドレア・ペローネさんが2009年に単独CEOに着任。サブプライム以降の経済危機に対応する施策としてTシャツなどのカジュアルラインを強化するほか、「シルクロード戦略」と呼ぶロシア、中東、中国、インドでマーケットを拡大中。カジュアルラインは最終的に売り上げの50%を目指すという。
営業時間は11時30分~19時30分。