銀座ベルビア館(中央区銀座2)地下1階に6月2日、カレーうどん専門店「カレーうどん革新ラボ」が期間限定でオープンする。
朝松庵(目黒区)創業者・角田酉之介さんがカレー南蛮を世間に広めたとされるのが今から100年前。この100年を記念し、「カレーうどんを更に身近な料理として多くの人に認識してもらい食卓をよりおいしく明るくしていきたい」というカレー、うどん両業界の著名人が集い始動する「カレーうどん100年革新プロジェクト」の公認アンテナショップとしてオープンする。メンバーに横濱カレーミュージアムの立ち上げから携わった井上岳久さんや、インドカレー店「デリー」の田中源吾社長などが名を連ねる。
「従来のカレーうどんとは異なる革新的なメニューを一カ所に集約し、カレーうどんの最先端が味わえる情報発信基地」を目指す。ビアレストランであった居抜き物件に出店し、核店舗に水沢うどんで知られる「遊喜庵」(群馬県)と、料理研究家や企業が素材やオリジナルメニューを提供するサブ店舗「革新庵」を展開する。店舗面積は約80坪、席数は100席。
提供メニューは「遊喜庵」の20種類以上のスパイスを使用したジャージャー麺風「キーマカレーうどん」(900円)や、うどん研究家で同店店長を務める蓮見壽さんが「最も辛い」と太鼓判を押す「ガラマーチャうどん」(850円)など。「革新庵」では料理研究家「こうちゃん」がレシピを担当する「イタリアンカレーうどん」(850円)、讃岐うどん「うどん家五右衛門」の「冷製カレーうどん」(780円)を提供し、すべてにご飯とらっきょうの酢漬けが付く。
店内入り口にはそれぞれのメニューの辛さと革新度のチャートを配すほか、「絶対汚したくない」という声を踏まえて簡易防護服のレンタルを行うなど「革新的」なサービスも。テイクアウトにも対応するほか宴会メニュー(3,000円~5,000円)や飲み放題プランも用意する。
蓮見さんは「豪華メンバーでお店ができる稀な機会。最近の流れからも麺好きの方の来店が多いのでは」と話す。
営業時間は11時30分~21時。