仏ゴルチエの世界初となる新コンセプトショップ「ジャンポール・ゴルチエ 銀座店」(中央区銀座5、TEL 03-6253-8710)が12月18日、銀座5丁目にグランドオープンした。
仏・アパレルデザイナー、ジャンポール・ゴルチエさんがデザインを手がけ、1976年に初のコレクションを発表した同ブランドは、過度な装飾を施したドレスなど「前衛」と「クラシック」を融合させた「キッチュ」な作風がモード関係者から高い評価を受け、映画やコンサートイベントでの衣装デザインなども担当。日本では1981(昭和56)年にオンワード樫山(中央区)とライセンス契約を結び、東京では1998年に初めてコレクションを発表した。
建築家フィリップ・スタルクさんが共同でショップコンセプトを手がけたグローバルショップは、パリ、ロンドン、上海など19カ国の各都市に35店舗を展開。グローバルショップとしてオープンした旗艦店「丸の内仲通り店」から移転リニューアルした銀座店は、世界初の新コンセプトショップに位置付け、「宇宙」をテーマに「新たなイメージ戦略」を狙う。運営は、オンワードホールディングスとゴルチエ社が共同出資する「フュージョン」(渋谷区)。
出店したのは、「アルマーニ/銀座タワー」「クリスチャンディオール銀座店」(以上、銀座5)が近接する西五番街の路面。内外装は同ブランドのシグネチャー柄「ネイビーストライプ」を全面に採用。ネイビーとホワイトの配色を1階・2階で逆転させることで「宇宙空間」を演出し、曲線と鏡の反射を利用して「太陽系を浮遊する感覚」を表現したという。
取扱商品は、メンズ、レディス、キッズの各ウエアをはじめ、雑貨・香水などインポートで構成したフルライン。価格帯は、ジャケット=12万8,000円~、スカート=3万円~ほか。
営業時間は11時~20時。