シイタケ菌床「森のスイーツCTAKEO」-元会社員が開発、銀座で移動販売

三輪自転車は、以前銀座で野菜を売っていた人から引き継いだものだという

三輪自転車は、以前銀座で野菜を売っていた人から引き継いだものだという

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 銀座・晴海通りに昨年10月から、三輪自動車でシイタケの菌床を移動販売する「銀座虹の森」が出店している。

まるでケーキを思わせる「森のスイーツCTAKEO」

 代表は、1983(昭和58)年神戸生まれの虹山虫太郎さん。昨年8月までネットワークエンジニアとして大手町に務めていた虹山さんとシイタケとの出合いは、虹山さんの妻がきっかけ。ある日、会社から帰宅した虹山さんは、天日干しにしていたが雨に濡れたために家に取り込んだシイタケに遭遇。妻から、「天日干しにすると長持ちし栄養価も高まる」という話を聞いた。以来、シイタケの勉強を始め、シイタケ菌を入れ込んだおがくずのブロック「菌床」の存在を知った。

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 主に生産者や業者間でやり取りされる菌床を取り寄せた虹山さん。家に置いて水をやると、そこからシイタケが生え成長し、「森の息吹を感じた。パソコンを前に働く自分と比べて、今の世の中に足りないものなのではと思った」という。

 菌床は20年前から流通しているが、一般に向けた販売は「今が導入期」と虹山さん。昨年5月ごろから群馬のキノコ園に出向き、オリジナルブランド「CTAKEO(シイタケオ)」の共同開発に着手。長さ20センチ、高さ8センチの長方形サイズ「森のスイーツCTAKEO ケーキカット」(1,050円)と、シイタケの安定成長が見込める大きめの「農家サイズ」(1,480円)の2種類の菌床が完成すると、ネット販売に加え銀座エリアで1坪ほどの貸し店舗を探し始めた。

 店舗が見つからなかったことなどから、昨年10月から三輪自動車による移動販売をスタート。場所は銀座4丁目の晴海通り、三原橋付近を選んだ。銀座にこだわったのは、「銀座とシイタケの組み合わせが『不協和音』のようで新鮮だった」「シイタケが生えてくるワクワクは、自分より年上の大人たちにも伝わるはず」との気持ちから。

 現在は週5日ほど銀座へ。CTAKEOケーキカットは1日限定20個を販売し、「芽が出る」「成長する」などの特徴を武器にプレゼントや手土産の需要も見込む。「今後は、シイタケ以外にも観賞用のキノコなどシリーズを広げていきたい」とも。現在は、三原橋付近を拠点に銀座1丁目~8丁目を移動する。

 営業時間は18時ごろ~22時ごろ(売り切れ次第終了、悪天時は休み)。月曜・日曜定休。