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銀座・永井画廊で藤原新也さん個展「死ぬな生きろ」-震災で会期延長

「三十五夜」(写真=14.5センチ×21.5センチ、書=14.5センチ×10センチ)

「三十五夜」(写真=14.5センチ×21.5センチ、書=14.5センチ×10センチ)

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 写真家で作家の藤原新也さんが、四国八十八カ所巡りを通して撮影した写真88点を一堂に紹介する「藤原新也の写真と書展 死ぬな生きろ」が現在、銀座のギャラリー「永井画廊」(中央区銀座4、TEL 03-3547-9930)で開催されている。

 展示するのは、藤原さん著「死ぬな生きろ」(2010年、スイッチパブリッシング社)に掲載された写真と書で、藤原さんが四国八十八カ所を巡って撮影した写真88点それぞれに、肉筆で言葉を書き添えたもの。

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 今月18日で終了する予定だったが、同11日の地震以来営業時間が不定期に。16日には「創業後初めて、来場者の安全を考えて臨時休業」(永井画廊代表の永井龍之介さん)し、17日午後より展示を再開。終了を間近に迎え、「マイナス思考で展示を控えるのではなく、被災者の力になる企画にできれば」と、会期延長に踏み切った。

 会場には募金箱を置き、延長日程中の藤原さんの収入分、画廊収入分の一部と書籍販売分を東日本大震災の義援金に充てる。展示タイトルについて、藤原さんは「せっかく与えられた限られた命を全うに生きろという意」とコメントを寄せており、同展へ向けて「死ぬな生きろ」と記した壁一面サイズの書も書き下ろした。

 会期延長にあって、永井さんは「今回の展示は、多くの人が今求めている内容なのでは」と話し、藤原さんも「この展覧会に表現される88夜の書や写真の数々が、疲弊し不安に満ちた人々の心の魂鎮めとなれば幸いである」とブログにコメントを寄せている。

 藤原さんは1944(昭和19)年生まれ、福岡県出身の写真作家。バブル期の東京の裏側をとらえた「東京漂流」(1983年、情報センター出版局)、滞在日数200日、移動距離2万マイルのアメリカ漂流を記録した「アメリカ」(1990年、情報センター出版局)など、時代を映す鋭い視点で1970年代から活躍する。

 営業時間は11時30分~19時。今月31日まで。

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