リコー(中央区銀座8)は4月1日、有名写真家、注目写真家などを紹介するフリーペーパー「CANDiD(キャンディッド)」の配布を開始した。初刊発行部数は3,000部。
リコーでは、日常生活や旅先での何気ない風景にシャッターを押す写真スタイルを「candid Photo」として推奨。「ありのまま」を意味する「candid」をキーワードに、フォトギャラリー「RING CUBE(リングキューブ)」(銀座5)でのプロ・アマを対象とした写真展示、フォトコンテストやワークショップの開催などを通じて、写真文化の日常への普及・浸透を進めてきた。
写真文化を支援する中で「今までやったことのない新たな方法を」(リコーパーソナルマルチメディアカンパニー企画室の涌本光昭さん)との思いから立ち上げた同誌。日本写真学院(湊1)との共同企画として、「世界の新しいcandid Photo」を編集方針に、年4回、有名写真家と「今後の活躍が期待される」注目の写真家をセットにして紹介していく。
紙面はA4サイズのジャバラ式6ページに、同サイズの印刷写真を差し込む形で構成。初刊発行部数は3,000部で、リングキューブ、ライカ銀座店サロン(銀座6)、日本写真学院など銀座圏を中心に、東京都写真美術館(目黒区)、東京芸術大学芸術情報センター(台東区)、国立国際美術館(大阪市北区)でも配布する。
第1号では20世紀を代表する報道写真家として知られるロバート・キャパと、パリを拠点に活躍する女性写真家アレクサンドラ・カティエールさんを特集した。4月23日より、ライカ銀座店サロンでロバート・キャパの写真展も開催されている。