資生堂、銀座に総合美容施設「SHISEIDO THE GINZA」オープンへ

約3,000アイテムの資生堂化粧品を取りそろえる1階「BEAUTY MARCHE」

約3,000アイテムの資生堂化粧品を取りそろえる1階「BEAUTY MARCHE」

  • 0

  •  

 資生堂は5月14日、旧ザ・ギンザビル跡地に総合美容施設「SHISEIDO THE GINZA(シセイドウ ザ ギンザ)」(中央区銀座7、TEL 03-3571-7735)をオープンする。

新ビルは鏡面と茶色のモザイク仕立てのファサードが特徴

[広告]

 資生堂は1916(大正5)年、同地に「資生堂化粧品部」を設立。ショーウインドーやクリスマスセールなどで話題を集め、以来化粧品売り場、薬局、ギャラリー、菓子製造室などを設けながら資生堂の文化を発信する「宣伝拠点」として中央通りを彩ってきた。1975(昭和50)年からは、セレクトショップの草分けとして知られる「ザ・ギンザ本店」が営業。2009年3月まで営業を続け、ビル老朽化のため移転していた。

 新設した「FUKUHARA GINZAビル」は鏡面と茶色のモザイク仕立てのファサードが特徴の11階建てで、同施設は1階~3階に展開。来年で創業140周年を迎える資生堂が打ち出す「資生堂-銀座 未来計画」の第1弾として、化粧品や美容メソッドなど美容に関する資生堂の取り組みを集約し、総合的に提案していく。

 内装デザインでは「クライン ダイサム アーキテクツ」が資生堂のクリエーティブチームとコラボ。店内では「未来を見る窓」をイメージした「アーチ」を多用し、1階にはクリームの箱から着想を得たステージや天蓋(てんがい)を設けるなど、「楽しい驚き」を各所に展開する。各フロアの面積は約200平方メートル。

 1階「BEAUTY MARCHE(ビューティマルシェ)」では、資生堂ブランドのメーキャップグッズを一堂に集め、雑貨やスキンケア用品と合わせて約3,000アイテムを紹介。自分の姿が写ったモニターにルージュなどの商品バーコードを読み込ませることで、使用時のイメージを映し出す「MIRAI MIRROR(ミライミラー)」も設置する。

 2階には、最新サンプルを個室で試供できる有料パウダールーム、プロのメーキャップアーティストがスタイリングやメークを施すヘア&メーキャップサロン、カメラマン付きの写真スタジオを開設。これらの技術を一般に向けて常設提供するのは資生堂初の試みで、撮影時の「お直し」をメーキャップアーティストが手伝うなど、ブースを連動させたサービスも特徴。

 3階は資生堂が進める「肌サイエンス」の成果を集約する最高級ブランド「エスパス クレ・ド・ポーボーテ」の専用フロア。同ブランドのコンセプトショップと位置付け、カウンセリングブースに加え、同商品を使ったフェーシャル、ボディーの各トリートメントを施すエステサロンを併設する。

 資生堂の岩田喜美枝副社長は「シセイドウ ザ ギンザのオープンを皮切りに、これからも世界に向け、未来に向け美しい生活文化を掲げ、銀座と一緒に成長していきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~20時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース