松屋銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-1211)屋上庭園で5月20日、同店従業員など約30人のボランティアスタッフが集まって夏野菜の苗植え式が行われた。
社内のボランティアスタッフによる屋上緑化活動「銀座グリーンプロジェクト」の一環。近隣の屋上でミツバチを飼育するNPO法人「銀座ミツバチプロジェクト」に賛同する形で、「ミツバチの採蜜の手助けに」との思いで2007年にスタートし、翌年より本格化。季節ごとに野菜の苗を植え、近隣企業との交流も深めてきた。
5年目を迎えた今年はナス、キュウリ、ピーマン、ミニトマトを苗植え。初夏を思わせる晴天に恵まれた当日、イベントには社内スタッフのほか、銀座ミツバチプロジェクトのメンバー、ホテル西洋銀座や白鶴酒造の社員など約30人が集まり、和やかな雰囲気で苗を植えた。
野菜は7月に入ると順に収穫の時期を迎える。日常的な手入れは社内スタッフが行い、8月には収穫野菜を使った夏カレーを西洋銀座のシェフが調理する収穫祭を開催する。「猛暑が続いた昨年はナスやキュウリが大量に収穫できた。こまめに水やりをするなど苦戦したが、スタッフは経験を積み上げて徐々に知識が増えてきている」(松屋銀座総務部広報課・小笠原由佳さん)
今季はこのほか、新潟の豆、サツマイモを植える予定。ミツバチが集めた銀座産ハチミツを使ったスイーツは、6月初旬ころから松屋銀座で販売する。