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銀座に懐石風ラーメン店「銀笹」-店主は日本料理出身、締めは「鯛茶漬け」

澄んだスープが特徴の「銀笹らーめん」(800円)。チャーシュー、メンマ、水菜、白髪ネギ、糸唐辛子、鯛つみれを添える

澄んだスープが特徴の「銀笹らーめん」(800円)。チャーシュー、メンマ、水菜、白髪ネギ、糸唐辛子、鯛つみれを添える

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 懐石料理のおわんに見立てた澄んだスープが特徴のラーメン店「麺処 銀笹(めんどころ ぎんざさ)」(中央区銀座8、TEL 03-3543-0280)が11月25日、銀座8丁目にオープンした。

テーブルスタイルの店内

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 店主は1975(昭和50)年生まれ、福島県出身の笹沼高広さん。2001年より鯛(たい)茶漬けで知られる「銀座 あさみ」(銀座8)で修行し、2004年から会員制高級複合レストラン&バー「六本木ヒルズクラブ」(港区)に勤務。「懐石をもっと安く手軽に楽しんでもらいたい」(笹沼さん)との思いを強め、独立した。店舗面積は10坪で、黒を基調にした落ち着いた店内に17席を用意する。

 ラーメン店業態を選んだのは「懐石のおわんは、ラーメンという形であれば手軽に安く楽しめるのでは」という思いから。「最後まで味わってもらいたい」と開発したスープは、鶏がら・豚骨を煮込み「良質」のかつお節・煮干し・昆布を投入して「バランス良くだしを取った」というオリジナル。主力メニューは店名を冠した「銀笹らーめん」(800円)と「銀笹つけめん」(850円)で、それぞれ塩・白しょうゆの2種を提供する。

 「おすすめ」の食べ方は「最初はそのまま、半分くらいで好みに応じて薬味などを入れ、最後に残ったスープは鯛飯(300円)に注いで鯛茶漬けに」と笹沼さん。鯛は築地から「生」で仕入れ、夜にはラーメンの前に日替わりで「先付け」のサービスも。「18年和食をやっていたため、『座ったら先付け』が当たり前になっている。つまみや酒もあるので、ちょっと飲んで締めにラーメン、という風に使ってもらえればうれしい」。

 「将来的にはこってりしたラーメンとの2本立てを目指している。銀座のはずれなので、わざわざ足を運んでもらえるような店にしたい」とも。

 営業時間は11時30分~15時、17時30分~22時。日曜・祝日定休。

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