勝どきのイベントスペース「@btf」(中央区勝どき2、TEL 03-5144-0330)で現在、ピンクをテーマに人気クリエーター33組が手掛けた作品を展示する「WHY DON'T YOU PINK?」展が開催されている。
主催は東京で活躍する女性クリエーターを中心に構成する「東京女子プロジェクト」(以下、女子プロ)で、サントリー「伊右衛門」「ザ・プレミアムモルツ」などで知られるクリエーティブ・コミュニケーション会社「POOL」(港区)と、クリエーティブ・マーケティング会社「Market」(港区)が企画運営。
活動のテーマは「女子のアイデアで、世の中にちょっとシアワセなモノゴトを生み出す」。ポップなサニタリーショーツの開発販売や、カフェカンパニー(渋谷区)とのコラボレーションによる月例イベント「東京満月ヨガの会」、ウェブでのインタビューコンテンツ「おしえて、センパイ!」など、独自の視点が持ち味。
同展は、女子プロの「キーカラー」という「ピンク」をテーマに、「女性に人気が高い」アーティスト33組に声を掛けた展示販売会。もともと3月3日より同所でスタートしたが、東日本大震災の影響による交通機関の乱れなどを理由に一時休止。@btfからの「もったいないので」との提案を受けて展示再開が実現した。
参加するのは、作家の辛酸なめ子さん、アートディレクターの秋山具義さん、タイポグラフィがテーマのクリエーティブユニット「大日本タイポ組合」、アートディレクター森本千絵さんと造形作家上岡祐司さんによる「mono goen°」、AV女優の照沼ファリーザさん、書家の日置惠さん、アメ屋「papabubble」など。
会場には、ハート型のすずりにピンクの墨がセットになった岡嶌要さんの「massive pink」、将棋の駒に「ピンク」の文字をデザインした大日本タイポ組合の作品、mono goen°による氷風のアクリルに閉じ込めたハートが今にも溶け出しそうな「now」など、幅広い作品が一堂に並ぶ。
関連イベントとして、日置さんが参加する「ピンクde 書道」(今月11日)、iPhone用デコケースを作る会(18日)、メークアップアーティスト横山美和さんによるカウンセリング(19日)なども予定する。
女子プロメンバーの大垣さんは「立体アーティストから、作家、フォトグラファー、広告クリエーター、インタラクティブクリエーターまで、さまざまなジャンルの今をときめく方々が参加している。ピンクをテーマにちょっぴり楽しく幸せになるような展示になっているので、ぜひ足を運んでもらえれば」と話す。
開催時間は11時~19時(火曜は13時~)。月曜・祝日定休。6月26日まで。