![「有楽町ロフト(仮称)」イメージ画像](https://images.keizai.biz/ginza_keizai/headline/1309752586_photo.jpg)
ロフト(新宿区)は7月1日、ビックカメラ有楽町店別館跡に「有楽町ロフト(仮称)」(千代田区丸の内3)をオープンすると発表した。
出店先は、今年5月までビックカメラ有楽町店別館(テレビ館)が出店していた「有楽町インフォス」1階。有楽町インフォスは、1997年から宝塚歌劇が東京公演の拠点として仮使用した「TAKARAZUKA1000days劇場」が前身で、2000年の劇場撤退後に東京都が譲り受け、住友不動産が賃貸契約を結び商業施設へと改装。翌年「有楽町ソフマップ店」と「無印良品有楽町店」が出店した。
2004年にはソフマップ売り場内に中古販売店「コメ兵」がオープンし、今年1月まで営業。一方ソフマップは2006年にビックカメラ傘下となり有楽町店を閉店。間もなく「ビックカメラ有楽町店」(千代田区有楽町1)が同所で「別館」として営業をスタートしたが、昨年のリニューアルを経て今年5月に閉店した。現在1階では2階・3階に出店する無印良品が一時売り場を拡大し、大型家具などを展示している。
都内13店舗目となる「有楽町ロフト(仮称)」の店舗面積は約2,500平方メートル。銀座・有楽町エリアへの出店は「長年の夢だった」といい、ロフトブランドのフラッグシップ拠点を目指す。
ターゲットはビジネスパーソン、近隣エリア居住者。同じビル内の買い回りで無印良品との「相乗効果」も狙う。取扱商品は、バラエティー雑貨、文具、美容・健康雑貨、家庭用品、インテリア雑貨など約10万アイテム。開店は2011年9月上旬を予定。
同ビルは、住友不動産との契約終了となる今年1月には建物を解体する計画だったが、「有楽町が街として移り変わっていく中で、該当地を今後どう利用していくのか検討している段階」(東京都財務局財産運用部活用促進課)とし、都が計画を変更。隣接する旧丸の内庁舎だった17階建てビル(丸の内3)と併せて、今年6月から5年間の契約で再度、住友不動産が借り受けている。