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銀座コリドー通りに和食居酒屋「淡路島と喰らえ」-魚1本単位で注文も

鍋物居酒屋を居抜きで借り受けた店内

鍋物居酒屋を居抜きで借り受けた店内

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 淡路島の農水産業者と提携し、食材の8割以上を淡路島産で取りそろえる和食居酒屋「淡路と喰らえ 銀座店」(中央区銀座8、TEL 03-5537-7795)が9月1日、銀座・コリドー通りにオープンした。

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 運営はNPO法人「淡路島活性化推進委員会」。飲食再生事業などを手掛ける黒川渉さんと、デザイン、施工業に就いていた森淳さんを中心に発足。実家が淡路島で漁業を営んでいる森さん。仕事を通して黒川さんと知り合い、かねてから「生産者と直に接する業態ができないか。飲食業を通して生産者と協働することが『村おこし』につながるのでは」との思いがあった黒川さんと意気投合。淡路島産食材を使った飲食業展開をスタートするにあたり、同委員会を立ち上げて生産業者への説得にあたった。

 2008年には1年限定の店舗として心斎橋へ出店。翌年、渋谷に出店し、渋谷、恵比寿、新宿に和食居酒屋、トラットリアなど同店を含めて6店舗を展開する。「淡路島の生産者はもの作りが得意。東京の人は、もの作りはできないが売るのは得意。地方で作ったものを生産者と協力して東京で売ることで、ビジネスとして成立すると思った」(黒川さん)。

 場所はコリドー通り沿いの飲食店ビル「ニッタビル」2階。もともと鍋物居酒屋だった物件を居抜きで借り受け、壁面、窓などに淡路島を紹介するハタやパネルを施した。店舗面積は72坪で、個室を中心に席数は110席。

 食材は森水産から卸す海産物、淡路島北坂養鶏場の卵、タマネギやトマトなどの野菜類、肉、米など8割以上を淡路島から仕入れる。客がその日に捕れた魚を並べたざるから「1本単位」で選ぶ「ザル見せ」(1本1,000円~)や、明石のタコやタイを使った釜飯(1合1,480円)、淡路猪豚のしょうが焼き(780円)など、8割以上の食材が淡路島産。

 ドリンクメニューは淡路の酒造メーカー「港美人」による地酒など、淡路産の日本酒11種、タマネギ焼酎「淡路のひだまり」などを中心に、酎ハイ、ハイボール、カクテルなどもラインアップ。生ビール=680円。

 黒川さんはオープンにあたり「銀座は地方のアンテナショップが多く、地方から見て注目の場所。今後物産業なども視野に入れながら、同店を淡路島の情報発信拠点にしていきたい」と話す。

 営業時間は11時30分~14時30分、17時30分~23時30分(土曜は17時~23時)。日曜・祝日。

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