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築地でジオラマ風写真家・本城直季さん写真展-「地上」から捉えた作品展示

「NAKANO KU TOKYO 2002」

「NAKANO KU TOKYO 2002」"LIGHT HOUSE Tokyo" at Takuro Someya Contemporary Art Curtsey the Artist, nap gallery and Takuro Someya Contemporary Art

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 ジオラマ風の空撮写真で知られる本城直季さんが見る「地上」からの風景を紹介する写真展「LIGHT HOUSE Tokyo」が現在、築地の現代美術ギャラリー「Takuro Someya Contemporary Art」(以下TSCA、中央区築地1、TEL 03-6278-0136)で開催されている。

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 本城さんは1978(昭和53)年東京生まれで、東京工芸大学大学院を修了。4×5判カメラのアオリを使って、実際の風景などをジオラマ風に撮影する手法が脚光を浴び、2006年のファースト写真集「small planet」で第32回木村伊兵衛写真賞を受賞した。

 同展は、国内で本城さんを取り扱う同ギャラリーとnap gallery(千代田区)が共同開催する展示企画「LIGHT HOUSE」の一環。期間中、nap galleryでは本城さんの代表作となっているスコーネ地方の空撮写真を紹介する一方で、同ギャラリーでは「地上」からの風景写真を中心に32点を紹介する。

 会場には、2002年、2003年に撮影した旧作16点と、最新作16点を合わせて展示。いずれも東京の夜の住宅街を被写体にしており、以前上空から撮影したことがある地域を撮影した作品も。木村伊兵衛賞受賞以前から現在まで本城さんが取り組む「もう一つの側面」として、地上からの視点を垣間見ることができる。

 同展に向け、TSCAスタッフは「天と地、対局にありながらも本城直季のフィルターを通して一対になる2会場での作品を一緒に楽しんでもらいたい」と話す。

 営業時間は12時~19時。日曜・月曜・祝日定休。11月5日まで。

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