120キロの金塊など総額10億円相当の金をオーナメントにしたクリスマスツリーが11月14日、ニューメルサ(中央区銀座5)の金買い取りショップ「銀座SGC」(TEL 03-5537-0107)に登場した。
銀座SGCは、養老乃瀧グループ傘下で世界の美術・工芸品の輸入販売を行う「富士養老の滝」(豊島区)が運営。同社初の金・貴金属買い取り拠点として昨年5月にオープンした。「買い取りというとマイナスイメージを抱く人も多いが、金の売買は国際的に有効な商業行為」とSGC統括鑑定部長の小田元俊之さん。「安心感」のアピールと「認知拡大」を目的に、初めてのツリー展示を企画した。
高さ180センチのフレームを円すい形に設置し、ひな壇をリボンやリースなどで装飾。壇上には、通常は直営ミュージアム「信州ゴールデンキャッスル」(長野県松本市)に収蔵する世界最大級の120キロ金塊を中心に、12.5キロのバー、ポットやスプーンなどの金食器をオーナメントとして並べる。総額は「約10億円相当」と小田元さん。
今年は金の価格が高騰。同店でも夏ごろから、来店客が通常の倍に増えたという。小田元さんは「金を持っているのに、どうやって売ったらいいかわからないという人に、ツリーを通して当店を知ってもらえれば」とも。
営業時間は11時~20時。ツリー展示は12月25日まで。