アトリエ・フェリーク東京本校(中央区銀座2、TEL 03-5148-2487)で11月13日、男性向けレッスンが開かれ、男性25人が思い思いのフラワーアレンジを楽しんだ。
主宰は中村妙子さん。会社員時代にフラワー教室に通う中で、生花を長期保存用に特殊加工した「プリザーブドフラワー」と出合い28歳で独立。本場フランスに足を運ぶなど勉強を重ね、2003年に同フラワー専門の教室を名古屋で開いた。アトリエ・フェリークは東京に拠点を移した中村さんが、ヒューモニー(銀座2)運営の下で2005年にオープン。
20~30代の女性を主要ターゲットに教室を開いてきたが、昨年から男性の問い合わせが入るようになった。「彼女や奥さんと一緒に」参加する男性や、「内緒でプレゼント用に」参加する男性が現れ始めたことから、10月に初めて男性向け体験レッスンを開講した。
初回は6人が参加したが、うち一人が「片思いの女性に渡して距離が近づいた」とフェイスブックで公表。友人つながりを中心に参加者が広がり、3回目となる今回レッスンには25人が集まった。
レッスンでは、赤、白、ピンクなどに彩色加工したアジサイ、バラなどのプリザーブドフラワーと、リボン、ハネなどを10センチ程度の器に盛り付ける「ミニアレンジ」を体験。60分~90分で、1つのアレンジを完成させる。
「友人の紹介で2回目の参加」という会社員の男性は白を基調にアレンジ。「自分でデザインできて楽しかった」といい、「今後は自分のステージに合わせて、リングピローなどのフラワーアレンジができれば」と話す。中村さんの友人で3回目の参加という男性は、中央に大きな赤いバラの花をレイアウト。「アレンジしながら気持ちが入るのがいい」といい、「最初のレッスンで作った作品は女性にプレゼントした。多分喜んでくれたと思う」とも。
今後も問い合わせに応じて男性向けレッスンを開きながら、「定期化を検討していきたい」と中村さん。「花というと女性のイメージが強いが、料理と一緒で、こだわりのある男性にはたまらなく面白いはず。自分の満足だけでなく、それを人にプレゼントする喜びもあるので、一石二鳥で楽しんでもらえれば」とアピールする。
アレンジの体験レッスンは3,500円~(花材費含む)。